どの子にも合うように「平均的な発達課題」のところで保育をしたい。
そんなお声をお聴きします。
私も、「クラスに何十人もいたら、、、平均を取りたくなるなぁ、、」
と心で思ってしまいますが、以前、そう思った時に教えて頂いたのが、
「平均」は実は誰にも合わないという事でした
娘と息子の発達の平均とは娘と息子の発達の中間点の事です。
とすると、どちらの子どもの発達にも合わないことになります。
それは、3人でも4人でも、30人でも基本的にはほとんどの子どもの
発達に合わないという事です。
どうして、人は平均を求めたくなるのか。
それを自分の心に問いただすと、一斉にやりたいという事の
想いがあります。とにかく、効率の良いところでやりたい。
その思いが、実際には効率を悪くすることとなるのだと教えて頂きました。
きっと、同じ平均という言葉でも、一人ひとりの発達に寄り添って
共感していけば、自分自身が最大限に活かせる存在や環境が見えてくるのだと感じます。
そんな寄り添いを何よりも大事にしていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海