ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2015/07/14

「全体」

最近、娘が自転車の補助輪を外す練習を始めたので、
家族で自転車で出かけられるようにと
私も自転車を探すことにしました。

欲しかった自転車がオークションで安く落札できたので
直接取りに行き22キロの道のりを、その自転車で乗って帰ってみました。

東京の端っこから都心を抜けて自宅までの一時間半。
東京の街並みを自転車で横切る経験は
33年生きてきながらも、初めての体験でした。

途中、いくつかのお客様の園を通り過ぎながら、
スカイツリーや日本橋、皇居の近くや東京ドーム、御茶ノ水などを
実際に走ってみると、今まで街と街が途切れていた感覚が、
一気に繋がっているという実感を持ち、東京と言う街が
どんな街なのかがイメージできるようになりました。

いくら、一つ一つの街に行ったことがあっても、
続けて通り抜けるという事は、本当に違う世界が見えるのだと
感じました。

それは、仕事でも同じかもしれません。
一つ一つの仕事を知っていたり、体験していたとしても、
ひと筆書きのように、最初から最後までを体験してみることで
また違う世界が見えるのだと思います。

自分自身の子育ても、日々の生活も、
知識として知っていたり、やれたとしても、
それを毎日継続して全部の育児や生活をしたことはありません。

常に、妻がやっていました。
たまに手伝ったところで、部分は見えても
全体の意味や重み、豊かさは時感じ取れないように感じます。

全体という意識を持つためにも、
心と行動を離さないでいたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海