ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/04/26

「物語を生み出す場」

今日、お客様の園の近くにあるお蕎麦屋さんへお伺いすると、、、

立派なお庭と、素敵な古民家のお店が。

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200種類の山野草が植えられ、ホタルを育成し
140年の古民家の座敷から眺める景色は
あまりにも絶景で、心が癒されました。

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またその200種類に及ぶ山野草に囲まれたお庭も、
十割のお蕎麦も、無農薬の自家製野菜も、蜜蜂を飼って蜂蜜づくりをするのも、
すべてがご主人の独学によるもの。

「自分で作らないと物語が生まれない」

と仰るその言葉に裏打ちされた料理や空間は
確かに、そこに訪れる人々に格別の物語を作り出します。

「場所(Place)」ではなく、物語を生み出す「場(Zone)」

カグヤの一円対話でも、聴福人は毎回テーマ設定を
参加者の事を想い、心を寄せてその都度作り上げます。

その聴福人の心が場を作り出し、、
過去にやった事例や自分がやりたいテーマを設定するのとは
また異なった物語を生み出すように感じます。

人々が集まり、紡ぐ物語が格別でありますように。

毎回毎回のその祈りに似た願いは

物語を参加者に委ねるのではなく、
店主のように「自分で作らないと物語は生まれない」という
自らの踏み込みと思いやりの深さから叶っていくのかもしれません。

ミマモリスト
眞田 海