今日、福岡県の八女にある福島地区を
見学させて頂きました。
古民家を再生させ、街並みを残していく活動をされている中島さんに
ご案内頂き、沢山の古民家や街並みを見学させて頂きました。
中でも印象的だったのは、
その再生や修復の仕方です。
当時の形や今の形をこれから先にも残していく時に、
例えば錆びないステンレスのようなもので残していった方が
手入れも楽だし、残しやすいですが、、
中島さんは、
「その時代に使っていたもの、本物で残していかなければ、
そこに物語は生まれないんです」
と仰います。
たとえば、錆びないものではなく、
当時のものを使えば、そこにはメンテナンス「直す」
という事が生じます。
そこを一つ取るだけでも、物語が生まれ、
「直す智慧」が受け継がれていきます。
しかし、形だけを残したら、その直す智慧も生まれません。
子どもたちで言えば、
喧嘩をしない子どもに育てたいのか
喧嘩をしても仲直りが出来る子どもを育てたいのか
それと同じことのように思います。
直す智慧は生きる力なのかもしれません。
壊れないようにと生きるよりも、
壊れたら直せる智慧を身に着けて行きたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海