ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/06/20

「育ち」

先日、「教えない教育」をワークショップを通して
体験させて頂いた、点塾の清水義晴さんが、

一緒に体験したワークショップの体験・感想の中で

「人は人の中で育つ。」

と仰っていました。

その中で感じるのは、自分自身のことです。

それは、「人の中でどんな育ちを自分がしてきたか」

ということです。

出来ることで貢献するよりも、
出来ないことを出来るようにしていかないと恥ずかしい。

そんな気持ちを入社からずっと持っていたのは、
「出来ないことは出来る人に、手伝って」と言えるような
そんな育ちよりも、一人で克服することが大切と学んで育ってきたからかもしれません。

また、それは「自分らしさ」で生きることよりも
「他者と比べて劣らないように」という比較の意識の中で育ってきたからかもしれません。

大人になって、この比較の意識と
不得意を克服することが自立だと思う意識が
共に働く仲間、共に生きる家族、共に過ごす友人など
様々な場面でお互いに対して苦しみを産んできました。

そして今、有難いことに社会に出て
ご縁に恵まれ、理念に恵まれ、仲間に恵まれ、

「長所で貢献すること」
「相手を変えようとするよりも、一緒に取り組むこと」

そんな風土、そんな人々の中で育っていけることの
有難さを感じています。

信じてくれるから、人を信じることが出来る。

比較されないから、人を裁かず、活かしあう事が出来る。

命令やアドバイスではなく、一緒に寄り添ってくれるから、
心を通わせることが出来る。

今の自分の育ち方が、子どもたちに残したい育ちなのか。

その自問を忘れずに、日々を過ごしていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海