先日の浦河ひがし町診療所の河村さんのお話の中で、
「昔は困っている患者さんを助けることが何よりの仕事だと思っていた。
でも、自分が助けちゃうと、また次も助けてくれると、依存になってしまう。
『先生のお蔭です。ありがとうございました』と言われるけれど、
結局、何回も入退院を繰り返すんです。」
というお話がありました。
その中で、診察した先生が感謝されるのではなく、
周りの仲間たちや同じ患者さんたちのお蔭で立ち直れました‼
と言う風になるのが大切なんだと仰られた言葉が印象的でした。
困っている人に対して、
『何をしてあげるか』ではなく
『何を自分がしないと決めるか』なのだと、
河村さんは仰います。
まさにそれはお医者さんの世界ならず、
子育て、仲間との関係性にも通じるところだと思います。
ついつい、やってあげることが真心だとおもってしまいます。
しかし、それは自分を変えずに相手を変えようとすることに繋がります。
自分が何をしないと決めるのか。
決めるから自分の固定概念を壊すことが出来、
新たな価値観が生まれるのだと感じます。
頂いた言葉を実践に変え、
目の前の出来事に併せて自分の決断を行動に移していきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海