ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/09/22

「聴福庵から頂いているもの」

今日は福岡の聴福庵の床下に
調湿作用や発酵作用を使って場づくりとして
炭と水晶を敷いていきました。

狭い床下に潜りながらの作業は
とても大変でしたが、皆で声を掛け合い、
そして心配し合い、交代し合って
床下に潜り、、、

IMG_2482[1]

みんな顔を真っ黒にして笑い合い、
思った以上に楽しい時間を過ごすことが出来ました。

そもそも、この110年の古民家である聴福庵の修復は
「子ども第一義」の理念の元、
「家が喜ぶ暮らし」「みんなが喜ぶ使い方」
その為に今回の場づくりがあります。

今日を振り返ると、
長い年月が経ったのち、
この家の床下を誰かが開けた時、
きっと、前の持ち主はこの家を大事にしただろうと
そう思ってくれるのではないかと感じますし、
なによりも、自分自身が住んでいる家も
同じように大切にし、家が喜ぶ暮らしをしていきたいと
感じました。

また、今日はお客様も作業を手伝いに来て下さり、、、
一緒に食べた昼食は忘れることが出来ない、
思い出となったように思います。

P9227826_R
P9227817_R
P9227850_R

そして帰り際には「心がリフレッシュできた」と仰っていただいたり、
家だけではなく、私たちだけではない、喜ばしい一日となりました。

聴福庵を通して体験する出来事は
自分達の生き方や暮らしを見つめなおし、
簡単便利とは違った豊かさを教えてくれる有難い体験だと
改めて感じました。

どの実践も、子どもたちに遺していきたいもの。
自分達がまずは大切にして、その意味を深めていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海