子どもたちの興味関心や発達に併せて、
環境を用意しようとする時、取り組みやすいのは
その発達や興味関心に沿ったモノや場所を用意したり、
一緒に行ったりすることです。
しかし、いくらモノを用意したり環境を用意しても、
知識や技術はついていくのは良く見えますが、
「協力」や「協働」、といった思いやる心については頭を悩ませています。
姉と弟の二人が、どうしたら「協力」や「協働」したくなる
環境を作れるか。そればかりは、中々モノを買っても
協働ゲームを用意しても、それだけではどうも現実が伴いません。
やはりそこには、『「協働」や「協力」をさせたい』
という、やらせる意識、子どもに矢印を向ける意識が自分にあることや、
次の発達課題ばかりを見ていて、今を十分に味わう環境を用意していなかったり、
信じて待つ心の不足を感じます。
そして、同時にやはり自分自身が環境としてどうなのかという事です。
自分達親同士が「協働」や「協力」を豊かに味わっているだろうか。
分業せず、責任分担せず、一緒になって日々の暮らしを助け合っているだろうか。
そういった部分が何よりも大切なのだと思います。
今年一年はそういった意味では、家庭の日頃の暮らしを
改革する切っ掛けとなる一年となりました。
今まで、出張で家を空けることや仕事で遅くなることの「償い」のように
休日に「挽回」するような過ごし方をしてきましたが、
日常をもっと一緒になって助け合い、思いやり合うこと。
休日も日常の延長であることなど、自分の意識がもたらしている行動に
気付くことが多々あった一年でした。
来年は日常を豊かに味わう暮らしを、日々改める中で
見つけていく年にしていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海