時代は結果ばかりが目に付く社会になり、
今はプロセスを大切に伝えていく時代に入ってきました。
食べ物も、価格の安さ高さ以外に、
「その食べ物がどういう過程でどんな風に育ってきたか」
というプロセスが可視化されていくことが大衆化してきました。
スーパーで売られている野菜も、
誰が作っているかという生産者の方々の顔が見える表示になり、
何を使っていないかなど、「無農薬」や「オーガニック」という表示も増え、
安心感を感じられるような表示も増えてきました。
しかし、中々「どんな思いでどんなプロセスでどんな風に育ってきたか」
については、まだまだ可視化されていることは多くはありません。
確かに農薬は使っていないかもしれません。
危険な薬物は使っていないかもしれません。
しかし、そのものがどんなふうに育ってきたかとは
まったく別のことなのだと感じます。
それこそ、「腐る野菜」か「枯れる野菜」か。
それには育ててきたプロセスが強く関係してきますが
そこは中々可視化されてないことが多くあります。
「腐る」と「枯れる」の違いは、
肥料で育てた野菜か?
土や自然界の仕組みが育てた野菜か?
この違いが大きく影響され、
栄養過多で、本来の力を出せずに、健康を崩した野菜か?
たくましく、土や作物の本能が引き出されて育った野菜か?
ということが大きく影響されています。
これは、子育て、保育、自分自身の育ちと、、、、
「育つ」と名がつくことにすべて共通するように思います。
これからの時代、
「どんな理念でどんなふうに育ってきたのか。」
このポートフォリオを可視化していくことが
自分たちの大切にしている理念や使命を守るためには
欠かせないものになってくるように思います。
ミマモリスト
眞田 海