ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/05/09

プロセス

時代は結果ばかりが目に付く社会になり、
今はプロセスを大切に伝えていく時代に入ってきました。

食べ物も、価格の安さ高さ以外に、
「その食べ物がどういう過程でどんな風に育ってきたか」
というプロセスが可視化されていくことが大衆化してきました。

スーパーで売られている野菜も、
誰が作っているかという生産者の方々の顔が見える表示になり、
何を使っていないかなど、「無農薬」や「オーガニック」という表示も増え、
安心感を感じられるような表示も増えてきました。

しかし、中々「どんな思いでどんなプロセスでどんな風に育ってきたか」
については、まだまだ可視化されていることは多くはありません。

確かに農薬は使っていないかもしれません。
危険な薬物は使っていないかもしれません。

しかし、そのものがどんなふうに育ってきたかとは
まったく別のことなのだと感じます。

それこそ、「腐る野菜」か「枯れる野菜」か。
それには育ててきたプロセスが強く関係してきますが
そこは中々可視化されてないことが多くあります。

「腐る」と「枯れる」の違いは、

肥料で育てた野菜か?
土や自然界の仕組みが育てた野菜か?

この違いが大きく影響され、

栄養過多で、本来の力を出せずに、健康を崩した野菜か?
たくましく、土や作物の本能が引き出されて育った野菜か?

ということが大きく影響されています。

これは、子育て、保育、自分自身の育ちと、、、、

「育つ」と名がつくことにすべて共通するように思います。

これからの時代、

「どんな理念でどんなふうに育ってきたのか。」

このポートフォリオを可視化していくことが
自分たちの大切にしている理念や使命を守るためには
欠かせないものになってくるように思います。

ミマモリスト
眞田 海