先日、大阪のお客様のところへ研修にお伺いさせて頂く際に、
近くにあった「佐太天神宮」に寄りました。
この地は、菅原道真公が左遷で太宰府へ流される途中、
荘園であった当地に滞在した時、
自作の木像や自画像を残したと伝えられています。
道真公の死後50年の天暦年間(947~957年)に、
道真公を慕って祠を建てたのが当社の創建であると伝えられ、
室町時代には大庭庄の惣社として崇敬されるようになったそうです。
来月は聴福庵のある幸袋の地で天神祭を行う予定ですが、
それに呼応してか、天神さまを感じる機会が増えているように感じます。
また、聴福庵の周りには竹が多く、
私たちカグヤの社名の由来にも竹が関係することから、
佐太天神宮にあった手水舎にかかる竹細工には
目が釘付けになりました。
とても立派な竹細工ですが、
水も跳ねることを防いだりと丁寧な作りでした。
ご先祖様が残してくださった様々な知恵は祭りや細工に宿っているのだと感じます。
こちら側の意識次第では、また現代にあった形でこの知恵をまた
次世代に次いで行くことができるように感じます。
ミマモリスト
眞田 海