ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/07/20

「場づくり」

聴福庵にて今日は煤竹を天井に吊るし、
麻ひもで編んでいきました。

P7200032_R

一本一本、向きを見て、丁度良い向きや起き方を考えながら、
組み上げていくと、家の雰囲気や風格も変わってきたように感じます。

P7200031_R

200年以上もずっと暮らしを支えてきたこの煤竹。
石膏ボードの天井と違い、今のおくどさんには
風を感じられ、、、空気のよどみがなくなっていくことを感じます。

部屋がよどめばその「場」に暮らす人もよどむかもしれません。
「場」が与える影響は大きく、だからこそ「場」を作り出す心が
大切なのだと感じます。

どんな心を持ちたいか。

30年で作り替えないといけないマンションや一軒家よりも
こうやって数百年も持ち、継承されていくことを
優先していけたら、心地よい「場」が子どもたちにも継承されるのだと感じます。

古き中にある知恵や暮らしの本質を、
今の自分がどうやって今に活かすか。

聴福庵での体験を暮らしに変えていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海