体調を崩して数日、
久しぶりに体の声がよく聞こえます。
自然と食欲が落ち、活動量が落ち、
風邪が身体を調律しているのを感じます。
自然界の生き物は、自分が生きるために必要な分だけしか、
捕食しませんが、人間は生きるために必要な分量をはるかに超え、
欲を満たすために活動し続けているのだと感じます。
自然界の生き物は自然界と共生・共存の関係にあるからこそ、
全体最適ができますが、人間はいま自然界とは隔離され、
経済という病気にかかっているのかもしれません。
欲のままに活動し続けるのはガンにとても似ています。
食べ物に限らず、欲求のままに「求め」続け、
今に「不足」を感じ、様々な欲に駆られていると、
身体はどんどんと蝕まれ、
身体から様々な声が聴こえてくるのだと思います。
今回の風邪も、その「求める」ところの
欲求から来ているように思います。
向上心や上昇志向も感謝を忘れては
欲に呑まれるだけなのだと改めて感じます。
求めるという事は奪うという事です。
与えるものは与えられますが、
奪うものは奪われる。
そんなシンプルな法則が今の自分に働いたように感じます。
自分の中の執着を捨て、また一つシンプルな生き方を目指していきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海