今、北アルプスに来ています。
何故山を登るのかという言葉を自分に向けてみると、
「そこに山があるから」
なんて言葉を発してみたくなりますが、、、
自分にとっての山登りの原点は
東日本大震災の時に、クルー皆で登った福岡の英彦山です。
自然から感覚が離れれば離れるほどに、
暮らしも自然から離れ、自然への畏敬の念を忘れてしまいます。
山の中に入ってみると、自然に親しむ楽しさももちろんありますが、、
同時にその自然の力強さ、怖さ、恐ろしさ、そういったものを感じることが出来ます。
そして、登山での楽しみは登山までに懸ける準備の時間です。
今回の準備も、8時間くらいかかりました。
それは、登山中に起きることをシミュレーションをしては、
準備物を整えたり、直前まで山の状態を確認したり、
と、登る時間と同じくらいに準備の時間が掛かることです。
山に登る度に、自分の想定が甘く、
自然はいつも想定外であることを痛感するからこそ、
準備物は手を抜くことが出来ません。
気が付けば荷物は20キロ近くになっていきます。
自然を征服しようとするのではなく、
自然から教えて頂く気持ちで、
今日からの二日間を過ごしていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海