強制移住させられた歴史をもつアイヌ民族。
自然と、そして人々との共生を望んだアイヌ民族。
迫害されたアイヌの供養のために、
アイヌ民族の強制移住先の平取町貫気別旭で
8月11日~17日の6日間に渡り、この祭りは催されています。
初日と最終日は「カムイノミ」という儀式があります。
カムイノミとはアイヌ語でカムイ(神・霊的存在)に対して祈りを捧げる儀礼です。
wikiによると
「神に祈る」という意味で、アイヌが、神格であるカムイを天界に帰す儀式である。
例えば、狩りの獲物に対して、肉と毛皮を土産に持って人間界へ来てくれたカムイに感謝し、
神の国へ送り帰す。熊送りの儀式「イヨマンテ」などもカムイノミの一種である。
と書かれています。
アイヌモシリ一万年祭では
始まりと終わりに、アイヌの伝統儀式であるカムイノミを行い、
その間にはアイヌの踊りや歌、様々な儀式などを行っているようです。
そのほかにも、自然に関するシンポジウムやワークショップ
音楽、様々な取り組みを行っており、全国から1000人あまりの若者が
訪れるそうです。
伝統を伝え、自然との調和、共存を今の時代でも考え続ける生き方を
模索していける「アイヌ(善い行いをする人)」が少しでも増えるようにと
今年も開催されるようです。
子どもたちに残したい地球。
子どもたちに残したい生き方。
それを考えると、地球に対しても人々に対しても、
誰に対しても善い行いをする大人でありたいとそう感じます。
ミマモリスト
眞田 海