先日クルーが塩麹を作ったと教えてくれました。
それも、今主流になっているレシピではなく、
昔から作られていたレシピで作ったというのです。
今の塩麹は麹10の重さに対して、塩は3と言うのが一般的です。
しかし、その分量で作る塩麹は冷蔵保存をしないと傷んでしまいます。
そもそも、冷蔵庫などない時代から塩麹は作られてきましたが、、
何故、塩麹が要冷蔵になってしまったのか。
その理由にさっきの10:3の比率があります。
実は昔のレシピでは10:3の比率は重さではなく、容積だったのです。
麹1升(10合):塩3合は、重さに直すと10:6になるとのことでした。
と言うわけで、いつしか塩の量が半分に減塩されてしまい、
冷蔵が必要になってしまったようです。
昔ながらの塩麹の作り方にたどり着き、
実践しているクルーの姿を見ると、
その深めていく姿勢がすごいなぁと思います。
そんなクルーに習い、私も塩麹を仕込んでみました。
これから10日間くらいを掛けて、ゆっくりと発酵していく塩麹は、
冷蔵保存のものとは違い、賞味期限は3年とも言われます。
3年の時を経るとどんな風味になっていくのか。
楽しみです。
ミマモリスト
眞田 海