GWに夜な夜な一人で薪や炭で焚き火をしてから
火に興味を持つようになりました。
ずっと炎を見ているだけで、
心も体も安らぐのは何故なんだろうと、
気が付けば炎を携帯で撮影していました。
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そもそも、火は自然現象です。
しかし、その火をいつから人類は扱えるようになったのかと
調べてみると、どうやら79万年前ではないかと言うのです。
2004年のイスラエル北部ゲシャー・ベノット・ヤーコブ遺跡での調査で、
79万年前の人類は既に火をおこして生活していることが分かりましたが、
当時の調査では自然現象に依存して火をおこしていたと考えられいました。
しかし最近の調査によると、イスラエル北部のゲシャー・ベノット・ヤーコブ遺跡で、
焼けた火打ち石が発見されたそうです。
マッチやライターに該当するものは発見されなかったものの、
焼けた火打ち石があるということは何らかの方法で自ら火をおこしていたと考えられるとのこと。
そのほか継続的に炎を制御していた形跡があり、
これによって自然現象に依存することなく自力で火をおこしていたのではないかと
考えられるようになっているようです。
人類が火を扱えるようになると、
アフリカ大陸を抜けて移動することや
食べ物を「調理」することが出来るようになったわけですが
これは人類の「脳」の進化にとても大きな影響を与えていたそうです。
それまでは、生の食べ物を体内に入れていたため、
消化が悪く、エネルギー吸収率も悪く、
実際のところ脳を発達させるに十分な栄養を摂取することは出来ていなかったそうです。
しかし、火で調理をすることで、
柔らかくしたり消化しやすくしたりすることで
人類は十分な栄養を取ることが出来るようになったようです。
「火」によって人類の今があると言われるほどの欠かせないもの。
それが火なんですね。
アイヌの方々は365日火を絶やさず、火も神様と敬い
暮らしていますが、
人類全体が「火」によって守られているのだと感じます。
またこれから、「火」について深めていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海