ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/08/08

「変わるもの」

梅の土用干しを行っていくと、
梅の感じが随分と変わってきました。

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(干す前の梅)

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(干した梅)

乾す前は、梅干しの皮が固く、
果実のような触感と風味でしたが、
餅のような柔らかで吸い付く感触に皮は変わり、
風味も酸味の角が取れ、味は濃縮され、
たった一日半のことですが、
別物になっていることに驚きました。

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これから、もう一日半干し、
そして、保存してから一年経つとまた
味が落ち着いてきますが、
今の梅干しの味もまたフレッシュさを持った
「あらばしり」のような味わいがまたおいしいのです。

味噌づくりもそうですが、
仕込んでから食べてなくなるまで、それぞれの時期の味を
楽しめるのが自分で作る醍醐味でもあるように感じます。

既製品のようないつが「完成」というものはなく、
その時々に併せた食べ方、楽しみ方があるということ。

それは、自分達の働き方も同じような気がします。

いつかの「完成」を求めて行くよりも、
その時々に併せてお互いの「持ち味」を楽しむという事。

受け取る価値観、活かす価値観の方を変えていく意識を
持っていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海