今日は普段お弁当を作っていただいているお店で
野菜販売を行っています。
お店で使っている野菜はすべて
無農薬無化学肥料で創られた自家製野菜。
その野菜が金曜日には売りに出されます。
今日購入したのは「白いひもなす」。
味は茄子の中でも絶品なのだそうですが、
日持ちが悪く、すぐにヘタの色が悪くなるため、
流通には乗らないのだと教えて頂きました。
そして、次第に生産者も少なくなり、
種の扱いも少なくなっているそうです。
そのものが持つ味よりも、
見た目が優先され、保存期間が優先される
そんな時代になっていることを想うと、
私たち人間も同じように扱われる社会になっているのだと感じます。
その人そのものが持つ個性、持ち味、名前は、
何物にも代えられないもの。
そんなかけがえのない物よりも、
経済社会の中での「効率的で生産的な技術や知識」が
優先されては、この社会も長くはないのかもしれません。
お互いの個性、持ち味を活かしあう社会。
もはや目をそらすことが出来ないテーマであるように思います。
ミマモリスト
眞田 海