今日は斉藤牧場さんにお邪魔させて頂きました。
「牛が拓く牧場」と言う事で、
人間が開拓し、牛を管理していくような方法ではなく、
牛自身が自ら一日50~60キロの草を食べ、土を踏み、20~40キロの糞をし、
15~20リットルの尿をし、牧草を育てては、
また自ら草を食べ、、という循環の中で
自然と牧場が開拓されていきます。
従来の人間の管理する方法では、
全て人間が指示し、食べるものも量も人間が決め、
健康管理も人間が行わなくてはなりません。
やってあげることで、反対に牛の病気に対する耐性も、
生きる力も、お乳の質も落ちると言います。
それでも、何故それをやるのか。
それは単純に、大量の牛乳が採れるからです。
市販の牛乳に必要なのは量なのだそうです。
なんだか保育業界と同じ構図がここにもあるようです。
この斉藤牧場さんの牛を見ると、
本当に活き活きとしています。
食べ物も自分で見つけ、生きる場所も自分で拓き、
どのように過ごすか、雨の日も晴れの日も、
自分自身で選択し行動しています。
そのあとに行った、動物園に行きましたが、
そこで「飼育」されている動物たちの目、姿とは
対照的でした。
自然の中に溶け込む暮らし、生き方を
目指してきた斉藤さん。
自分自身も仕事に於いてもっとお客様とも
誰とも自然に溶け込むような関係性。
また、お互いの主体性を引き出せる関係性や
環境を考えて活かしていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海