ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/08/18

「環境づくり」

今日は斉藤牧場さんにお邪魔させて頂きました。

「牛が拓く牧場」と言う事で、
人間が開拓し、牛を管理していくような方法ではなく、
牛自身が自ら一日50~60キロの草を食べ、土を踏み、20~40キロの糞をし、
15~20リットルの尿をし、牧草を育てては、
また自ら草を食べ、、という循環の中で
自然と牧場が開拓されていきます。

従来の人間の管理する方法では、
全て人間が指示し、食べるものも量も人間が決め、
健康管理も人間が行わなくてはなりません。

やってあげることで、反対に牛の病気に対する耐性も、
生きる力も、お乳の質も落ちると言います。

それでも、何故それをやるのか。

それは単純に、大量の牛乳が採れるからです。
市販の牛乳に必要なのは量なのだそうです。

なんだか保育業界と同じ構図がここにもあるようです。

この斉藤牧場さんの牛を見ると、
本当に活き活きとしています。

食べ物も自分で見つけ、生きる場所も自分で拓き、
どのように過ごすか、雨の日も晴れの日も、
自分自身で選択し行動しています。

そのあとに行った、動物園に行きましたが、
そこで「飼育」されている動物たちの目、姿とは
対照的でした。

自然の中に溶け込む暮らし、生き方を
目指してきた斉藤さん。

自分自身も仕事に於いてもっとお客様とも
誰とも自然に溶け込むような関係性。

また、お互いの主体性を引き出せる関係性や
環境を考えて活かしていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海