4年と半年、
一緒に暮らしてきた熱帯魚が亡くなってしまいました。
ほとんど息子と同じくらいの時間を過ごしてきたこともあり、
家族の中では大変大きな出来事でした。
埋葬しに家を出る時も、子どもたちが
「オスカーを土に埋める時に、餌とかいろいろと埋めてあげよう」
「天国に行っても悲しまないしね」
と話し合っているのが聴こえます。
子どもたちも子どもたちなりに、
一緒に過ごした家族とのお別れを
考えているようです。
人間も植物も何もかもがいつかは
消えてなくなるからこそ、
この別れ際が大切なのだと感じます。
この別れ際にどんな心が日ごろに育まれてきたかが
見えるように思います。
そして同時に、この別れの経験が、
日頃をどう過ごせばよかったのかと
気付かせてくれる経験になるように感じます。
物事は移りゆき、変らないことはないからこそ、
死を止めることは出来ませんが、
寄り添い方やかかわり方を変えていくことが出来ます。
今回の機会を無駄にしない為にも、
家族みんなでここから学び、
命との寄り添いについて深めていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海