ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/01/30

心に残るもの

4年と半年、
一緒に暮らしてきた熱帯魚が亡くなってしまいました。

ほとんど息子と同じくらいの時間を過ごしてきたこともあり、
家族の中では大変大きな出来事でした。

埋葬しに家を出る時も、子どもたちが

「オスカーを土に埋める時に、餌とかいろいろと埋めてあげよう」

「天国に行っても悲しまないしね」

と話し合っているのが聴こえます。

子どもたちも子どもたちなりに、
一緒に過ごした家族とのお別れを
考えているようです。

人間も植物も何もかもがいつかは
消えてなくなるからこそ、
この別れ際が大切なのだと感じます。

この別れ際にどんな心が日ごろに育まれてきたかが
見えるように思います。

そして同時に、この別れの経験が、
日頃をどう過ごせばよかったのかと
気付かせてくれる経験になるように感じます。

物事は移りゆき、変らないことはないからこそ、
死を止めることは出来ませんが、
寄り添い方やかかわり方を変えていくことが出来ます。

今回の機会を無駄にしない為にも、
家族みんなでここから学び、
命との寄り添いについて深めていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海