今日は聴福庵の田んぼで、田植えを行うことができました。
不耕起、無農薬で行い、草や虫を敵にしないまま、
自然の力をお借りして稲の育ちを見守っていきます。
一本一本の稲を手植えしていくと、田んぼの土の感触が心地よく、
そして吹く風が心地よく感じられ、こうやって自然と一体になって
日本人が代々行ってきた田植えを今年も行うことができたことは
体験だけが貴重なのではなく、自分自身の身体の調律にも
とても大切なことなのだと体感しました。
先月から季節の変わり目で体がかゆくなったり、
唇が荒れたりと変化が出始め、体調を崩していましたが
こうやって季節の中に飛び込み、自然と一体となり、
土と触れることで身体自身はとても喜んでいることを実感します。
思い返せば、小さいころから父親は私の体調が悪くなったりすると
海へ連れていき、泳がせたり、浴びせたりと遊んでくれました。
肌荒れした時も、同じであったことを思い出します。
自然に浸かれば身体が元気になることを小さい時から
何度も父親に教えられ、今でも山へ登り、テントで過ごすと
とたんに身体の感覚や調子が良くなることを実感していますが、
改めて、田んぼも同じであることを今日、感じました。
身体もバランスを崩すと体調が崩れますが、
暮らしのバランスが崩れても同じなのかもしれません。
自然と一緒に暮らし、自然の恩恵、
地球の恩恵の中で生きている私たちが、
自然から離れた暮らしばかりをしていては
どこかで調子が悪くなるのも無理のないことなのかもしれません。
ミマモリスト
眞田 海